taka-dai’s diary

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2018-01-01から1年間の記事一覧

一定の要件に該当した配偶者には振替加算がつく

今回は、振替加算について説明します。 振替加算は、厚生年金の加給年金が打ち切られた後、配偶者の年金に振り替えられる年金です。簡単に言うと、夫に加算されていた加給年金が、妻が65歳になると打ち切られ、その代わりに妻の年金に振り替えられ家計全体…

支給されていない未支給年金の請求は

今回は、未支給年金について説明します。国民年金や厚生年金といった公的年金は「後払い」のため、年金受給者が亡くなると必ず未支給の年金が発生します。年金は亡くなった月まで支給されます。未支給年金に関しては、「受け取り漏れがある」と日本年金機構…

年金はいつからいつまで支給されるのか、また支払期月は

今回は、年金の支給期間および支払期月など決まりごとについて説明します。 国民年金の法律の中で通則というものがあります。通則とは「保険給付を行う上での様々な決まり事」を規定したものです。通則に書かれているものをみていきましょう。 年金の支給期…

老齢基礎年金は満額でいくらもらえる、加入可能年数とは

今回は、老齢基礎年金の加入可能年数と平成30年度の年金額について説明します。 なお、総務省から、1月 18 日、「平成 30 年平均の全国消費者物価指数」(生鮮食品 を含む総合指数)が公表され、これを踏まえ、平成 31 年度の年金額は、法律の規定により、…

合算対象期間(カラ期間)とは

合算対象期間(カラ期間) 「合算対象期間」とは、年金額には反映されないが、老齢基礎年金が受けられるかどうかをみるための資格期間(加入期間)としてカウントされます。したがって、通称「カラ期間」と呼ばれています。 保険料を納付した期間と免除され…

受給資格期間は25年から10年に!老齢基礎年金の支給要件

今回は、老齢基礎年金をもらうための要件について説明していきます。 老齢基礎年金は2階建の1階部分でしたよね。老齢基礎年金は国民年金の第1号被保険者、第2号被保険者、第3号被保険者の人で、年齢・加入期間などの条件を満たしていれば誰でももらえる…

年金攻略|年金はなぜむずかしいと感じるのか?

今までのブログで説明してきましたが、年金はむずかしと感じましたか?これまでの説明の中ではむずかしいと感じられた方は少ないと思いますが、今後年金給付に関して説明していきたいと思います。年金給付からむずかしいと思われる方がいらっしゃると思いま…

確定拠出年金のしくみ

厚生年金基金の新設が認められなくなり、基金の解散や他の企業年金への移行が進められています。他の企業年金へ移行する際には、確定給付型(DB)と確定拠出型(DC)を併用する企業年金なども見られます。 一方、勤務先の企業に企業年金制度がない会社員などの…

厚生年金基金は解散し、別の企業年金へ移行する動き

今回は、多くの厚生年金基金で約束した年金額を支給できないところが続出し、社会問題化した厚生年金基金について解説していきます。 厚生年金基金制度は、昭和41年に経済界からの要望を踏まえ創設された制度です。制度創設から平成バブルの崩壊までは、折か…

厚生年金保険の免除制度

国民年金同様に保険料免除は厚生年金保険にもあるのか? 厚生年金は産前産後休業期間中と育児休業期間中のみです。国民年金のような「猶予」も明文上の規定もありませんが、災害などにより「猶予」となったケースもあるようです。 産前産後休業期間中と育児…

総報酬制による保険料額の計算と年金額の計算

厚生年金や国民年金の加入者には、毎年誕生月に「ねんきん定期便」が送られてきまよね。このねんきん定期便、その時点で想定される将来の年金額が書かれているんです。50歳未満の人に届くねんきん定期便は、現時点までに支払った保険料に基づいた年金額が記…

厚生年金保険の加入日は

今回は、サラリーマンや公務員等は、いつから厚生年金保険に加入し、いつまでなのか? 国民年金と違い、20歳から60歳まで強制加入はありませんが、年齢上限が定められています。 詳しく見ていきましょう。 厚生年金保険への加入日は基本的には勤務を始めた…

厚生年金保険の被保険者の種類

今回は厚生年金保険の被保険者の種類について説明します。厚生年金保険が適用される会社等に勤めている人で70歳未満の人は、厚生年金の被保険者となり、保険料を支払うことになります。 この場合、本人の意思とは関係なく厚生年金保険に加入しなけらばなら…

厚生年金保険の適用事業所

今回は、厚生年金保険の適用事業所について解説します。 厚生年金の適用事業所 【強制適用事業所】 ・株式会社などの法人の事業所(事業主のみの場合を含む) ・従業員が常時5人以上いる個人の事業所(農林漁業、サービス業の一部は除く) ただし、個人事業…

厚生年金保険に加入するのは強制か?

ブログ運営者もそうですが、サラリーマンの方などが加入している厚生年金のしくみについて説明していきます。 会社から毎月もらう給与明細をみると、税金や社会保険料が引かれて手取り額がずいぶん減っていると嘆いている方も多いと思います。引かれなけれ…

年金額の改定方法(年金額の改定にも歴史あり)

今回は年金額の改定について解説していきます。公的年金額の改定は毎年4月に行われてます。基本的には、前年の物価の変動に応じて改定されることになっておりますが、現在では、現役世代の賃金の変動や少子高齢化による人口構造の変化に対応して年金額を改定…

国民年金の保険料(平成30年度は月額16,340円)と付加保険料

今回は、国民年金の保険料について紹介します。国民年金の保険料は、第1号被保険者のことです。 第2号被保険者である厚生年金保険の加入者は、同時に国民年金にも加入していましたよね。専業主婦などの第3号被保険者はタダ(加入していることにする)でし…

国民年金の任意加入制度

今回は、国民年金に任意加入したい人の要件などについて説明します。誰でも任意加入できるわけではありません。。 原則としては、国民全員が職業にかかわらず強制被保険者となりますが、一部適用を除外される人たちもいます。 たとえば、年齢要件を考えてみ…

学生納付特例制度とは

今回は、学生の納付特例制度について解説します。 20歳以上の学生さんは基本的に働いていないので保険料を支払うことは難しいですよね。アルバイトなどで小遣いの足しにしても微々たるものです。本業は学業ですからね。そこで保険料が猶予される学生納付特例…

国民年金の免除制度にどのようなものがある

今回は、国民年金の免除制度について説明していきます。 生活が苦しく保険料を支払うことができないなど何か免除していただく手段はないのかと願っている人もいるのではないでしょうか。国民年金には免除制度があります。詳しく見ていきましょう。 国民年金…

会社員・公務員等の退職で、被扶養者(第3号被保険者)に影響がでる

今回は、夫の退職で第3号被保険者である奥さんに影響が出ることをお話しします。 専業主婦である奥さんは第3号被保険者ですが、夫が退職すると夫は第1号被保険者になります。第3号被保険者は第2号被保険者の被扶養配偶者ですので夫の退職で奥さんも第3…

第3号被保険者(第2号被保険者に扶養されている配偶者)は、お得な制度

今回は、第3号被保険者について解説します。 第3号被保険者は、会社や役所に勤める厚生年金保険に加入している夫に扶養されている「サラリーマンの妻」などのケースですが(逆もある)、実際には保険料を支払っていなくても、支払ったことになるお得な制度…

会社を辞めた時の空白期間は怖い。必ず手続きを

今回は、会社を辞めてしばらく次の会社に就職しない場合、その期間は国民年金の第1号被保険者となり、種別変更しなければなりませんが、その手続は退職者自身が行わなければなりません。その手続きを怠るとどのような影響が出てくるのか?見てみましょう。 …

国民年金の加入時期はいつか

今回は、国民年金の加入時期について解説します。 国民年金は、高卒で社会人となっていて、既に厚生年金に加入している人を除く、20歳以上60歳未満の全ての人は強制加入となっており、基本的には20歳から加入することになります。また、20歳からというのは…

国民年金の加入者は第1号・2号・3号の3種類(国民年金の強制被保険者の区分)

今回は、本人の意思に関係なく、20歳以上60歳未満の方なら当然に国民年金の被保険者となりますが、それぞれの立場により、3種類に分かれています。外国人であっても該当すれば被保険者となります。その種類について解説していきます。 国民年金の加入者…

共済年金は厚生年金保険に統一されました

皆さん、「共済年金」って聞いたことがありますか? 共済年金には、国家公務員共済組合・地方公務員等共済組合・私立学校教職員共済の3つに分かれており、公務員の方などが加入していた年金です。共済年金は「官民格差」の象徴である「職域加算」があり、何…

公的年金は2階建て構造になっている

公的年金は「2階建て構造」になっていると聞いたことがあると思いますが、どのような意味か解説していきましょう。家でたとえてみてください。平屋建てに住んでいる方もいれば2階建てに住んでいる方もいます。さらに3階建てもありますが、公的年金では2…

公的年金の主な給付は3つある

今回は公的年金の主な給付について紹介します。 みなさんは公的年金に聞くと老後の年金を想像するかと思いますが、公的年金は、老齢給付以外にも、障害給付や遺族給付があり、所得の喪失、または、減退に対して給付を行うしくみとなっていて、高齢者に限らず…

公的年金制度の世代間扶養とはどのようなものか

今回は公的年金制度の世代間扶養のしくみについて解説していきます。 個人的な年金は、自分の将来のために保険料を積み立てておいて、将来積み立てたお金 から年金を支払います。皆さんもそれを想像すると思いますが、公的年金は違います。 具体的に見ていき…

公的年金の目的と歴史(年金制度の生い立ち)

今回は、公的年金の目的と歴史について解説します。特に公的年金の歴史に関しては今後、学習する老齢年金など、なぜそのようなしくみになっているかなど歴史を知ることによって理解が深まります。昭和36年の国民皆年金、昭和61年は年金史上の大改正があ…