taka-dai’s diary

趣味の写真をアップしています

近江商人を生み出した源流八幡掘|滋賀県近江八幡観光

 



行った日:2019年10月20日(日)



コリーナ近江八幡




ラ コリーナは何といっても焼きたてのバームクーヘンが絶品ですが、駐車場から敷地内に入ると、建物の屋根が緑に覆われ、日本の原風景が思い出されます。
バームクーヘンには、本日も大勢の方が、長い行列を作っていました。
バームクーヘン専門店B-studio最大のショップ・イン・ファクトリー。「クラブハリエ」。ガラス越しに工房が見られます。
実演を見ているだけで、早く食したくなります。



 



コリーナ近江八幡は、自然を愛し、自然に学び、人々が集う繋がりの場というだけあって大勢のお客さんが来ていました。
八幡山から連なる丘に、緑深い森を夢み、自ら木を植え、小川を作り、生き物たちが元気に生きづく田畑を耕しています。
コリーナ近江八幡には、和・洋菓子のメインショップをはじめ、たねや農藝、本社、飲食店、マルシェ、専門ショップ、パンショップなどが入っています。



人と自然、共に生きる『いのち』の在り方を形作っている風景です。



 



 



ラ コリーナ近江八幡の手前に『水郷めぐり』の乗り場がありました。



水郷地帯を船上から眺める『水郷めぐり』。『水郷のさとまるやま』で検索してみてください。



  



 



 



八幡堀






 琵琶湖水運の要衝として設けられた堀で、かつては湖上の船はこの運河を利用したそうである。堀沿いには白壁土蔵や旧家が立ち並び、風情満点の遊歩道もある。時代劇のロケ地としても有名のようです。




住所滋賀県近江八幡市新町ほか
アクセス:JR琵琶湖線近江八幡駅から近江鉄道バス長命寺行きで6分、大杉町八幡山ロープウェイ口下車すぐ



 八幡掘りは天正13年(1585年)豊臣秀次が八幡城を築城・それと同時に構築されたもので東は北之庄の沢より西は南津田長命寺湖岸近く外湖を結ぶ全長約5㎞、その全体を「八幡浦」と称した。今日では八幡掘といわれているが、八幡の城下町と琵琶湖を結ぶ一大運河であり大津・堅田とならんで琵琶湖の三大港の一つに数えられていた。湖上を往来する北陸と関西の物資を満載したすべての船はこの八幡浦に寄港し大いに賑わい、今も残る堀沿いの土蔵・倉庫群は往時の繁栄を物語っており、その重要性は近江商人の活躍を絶対的なものにしたのである。この掘割こそが、近江商人の代表八幡商人を生み出した源流である。




 



春には桜が咲き一段と風情が映えます。



 



ちょうど、挙式された新郎新婦様が、「日牟禮八幡宮(ひむれはちまんぐう)」から、手こぎ船で「八幡堀(はちまんぼり)」をゆっくりとお嫁入り姿が拝見できました。末永くお幸せに!!



 



 



日牟禮八幡宮(ひむれはちまんぐう)




大杉町通り鳥居をくぐると八幡掘に着きます。八幡掘りの「白雲橋」を渡り、まっすぐに進むと日牟禮八幡宮があります。
能舞台のような舞台が2つ(門を入って右側と正面)ほどありました。



 



 



 



 



ちょうど『七五三詣り』の時期です。お詣りされていたお子さんも何人かいました。
お子様の成長を祝って氏神さまにお参りし、感謝と祈りを捧げる通過儀礼が『七五三詣』です。「7歳までは神の子である」と言われています。これより後は神を敬い、人として神に恥じない人生を送ることができるよう、思いを新たにする儀式なのですね。



 



日牟禮八幡宮には二大火祭があり、一つは3月の左義長が、もう一つは4月の八幡祭(松明・太鼓祭)が、奉納行事として氏子の奉仕で行われています。左義長祭は八幡開町以来の城下町66ケ町の氏子により、八幡祭は山根十二郷の氏子により、執り行われる習わしだそうです。八幡祭に使われる松明が飾られていました。



日牟禮八幡宮から八幡山ロープウエーで山頂に行けます。今回は行きませんでしたが、山頂から見渡す景色は絶景!!琵琶湖も見れるそうです。ぜひ登ってみてください。



 



『浜ぐら』で昼食




八幡掘り沿いにある『浜ぐら』で昼食をとりました。
この『浜ぐら』も、遠く備前。備後の畳表が荷揚げされた歴史ある場所だったそうです。
市民による八幡掘保存運動に伴い、近江商人の妻たち五人が浜ぐら修復に取り組み、『浜ぐら』が誕生したそうです。
その後、近江牛の老舗「カネ吉山本」は、この熱い想いを引き継ぎ、御食事処『浜ぐら』として、くつろぎの空間を提供しています。



住所滋賀県近江八幡市大杉町24



営業時間:11:00~15:00(水曜定休日)



浜ぐらでは『赤の他人丼』を頼まれている方が多いようでしたが、私は、和風ロ-ストビーフ(2,400円)と単品でカネ吉コロッケ(2枚入っています)をオーダーしました。



 



浜ぐらは近江牛の老舗『カネ吉山本』直営店だけあって、美味しい近江牛の料理を堪能しました。
ローストビーフも柔らかく、しょうゆベースの和風味なのであっさりと美味しくいただきました。
赤こんにゃくやお麩なども付いており、地元の食材が使われてるところもいいですね。
コロッケもポテトが柔らかく絶品の一言です。このコロッケは他とは違います



ちなみに娘は、ハッシュド・ビーフ(1,200円)をオーダーしました。



コロッケは、1枚づつ分けました。





クラブハリエ日牟禮館




ラ コリーナ近江八幡のメインショップである『クラブハリエ』が八幡掘りにもありました。



  



手前に店舗、奥の部分がカフェという作りになっており、店舗でお菓子を買って、カフェで食べることもできるそうです。



ラ コリーナ近江八幡のように焼きたてのバームクーヘンではありませんが、人気があります。さらに、口コミでは、ここ限定のドーナツが美味しいらしいです。






まとめ




都会の喧噪から離れ、のんびりしたいと思ったらレトロな雰囲気の残る「近江八幡」がおすすめです。
昔ながらの風情が残る近江八幡。時代劇のロケにもよく使われるスポット。中でも八幡堀は歴史を感じ、風情があって、美しいです。また、近江に来たのなら、『近江牛』を堪能しなくてはならないですね。本当においしかったです。