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プレップ労働法。労働法の入門書に最適!【書評】

プレップ労働法
 
 労働法を学ぶべき入門書を紹介します。 テキストを読むと疲れると感じる方は大勢いらしゃると思いますが、この本は読んでいて飽きなく、むしろ楽しく学べます。法律の固いイメージを破壊してくれるきっかけとなるのが、この『プレップ労働法』です。入門書には最適です。
 
 「プレップ」(予習、準備の意味)という名のとおり、労働法をこれから学び始める学生や仕事の上で、手っ取り早く知識が必要な方に向けて、1冊で労働法全体が見渡せ、その仕組みをしっかりと理解出来る入門書の傑作、最新版。入門書ではあるが、はしがきに「新司法試験対策としては本書でも充分」とあるように、重要論点の多くを拾い上げ、それなりに論じている。随所にギャグを織り交ぜた軽妙な筆致で読者を飽きさせない。何が面白いか?と言いますと、事例が面白い。労働法が実際に当てはまる場面を、職場でリアルに交わされていそうな「会話」を織り込みながら分かりやすく解説しているため、初学者だけでなく実務者の間でも安定した評価を得ているのではないかと思います
 読んでいて「ぷっ!」と噴き出してばかりでした。
この本は本当におもしろおかしく書かれていて一気に読めます。
 
<一例>
・モンスター契約社員ナナコ
「なんで私には通勤手当が支給されないんですか? ただ契約が有期だから、ですよね? これは不合理な契約条件の相違です! ああ差別! ああ格差社会!」
・ヤマナカ人事部長
「違うよ! 会社まで徒歩5分のところに住んでいるからだよ!」
などといった、漫才のような会話が満載で、楽しみながら読めることは請け合いです。分厚い教科書で労働法を勉強しようとして挫折した人も、本書であれば、軽いノリで学べるのではないでしょうか。
   しかし、解説のほうは、最新の裁判例や近年の労働問題のポイントなども踏まえながら、しっかりと労働法の深い部分についても解説されており、考えながら読む要素が大きく占める本でもあります。その意味では、テキストとして初学者向けに限られるものではなく、今まで労働法をある程度学んできた実務者が読んでも、もの足りなさを感じることはなく、素晴らしい本と感じるはずです。
筆者が指摘するとおり、プレップシリーズとしては破格の分厚さでもありますが、すらすらと読めます。
2018年に改正された働き方改革推進法をフォローし、最新の最高裁判例等の重要判例を補っています。

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