”経営”に役に立つ資格!中小企業診断士
前回、「星野リゾートの教科書」や「真実の瞬間」などの書評を書きましたが、この手の経営本を読むことが好きである。
私は経営者ではないですが、どんな時代であっても変革が求められていることは決して過言ではないと思う。
「変革」と聞いてイメージする事例やリーダー像は多いかもしれませんが、そもそも「変革」とは一体何なのだろうか?
辞書を引くと「変えて新しいものにすること。また、変わって新しいものになること。」と記されていますが、新しいものになるだけではなく、改善も含まれると思う。
「変革とは既存のものを変化させ、改善させるプロセス」も含まれ、「新しいビジネスをゼロから創り上げる」創造のプロセスにも、時期が来れば変革が必要になると言う。変革を行うに当たり、何を変化させ、改善するのか。従来の方法を変え、今までにない商品を投入したり、より広く、新しいマーケットにアプローチし、既存のビジネスモデルを変更することも変革である。
上述したような本を読むことで、成功した方々がどのような経営手法で企業を変革させていったのか、自分が置かれている業務でも何か活かせることはないのか非常に参考にできます。
このような経営本を読んでいるうちに、中小企業診断士の資格を取ってみたくなりました。
ただ、他の資格と違って、独占業務(資格を有する者のみが行える業務)を持たないことで「食えない資格」「取得しても意味がない」等言われることもある中小企業診断士。しかし、勉強するだけでも意味のある資格であると思っています。
中小企業診断士の試験は、経営の幅広い知識を問われる1次試験と、実際に診断と助言を必要としている企業のケース事例に対し、筆記で答える2次試験があります。経営に関する勉強をするうえでもこの上ない資格です。勉強して、決して “得” はあっても “損” はないと信じています。
時間を浪費しても役立つことは大いにあると思います。批判にさらされることもありますが、実際はメリットだらけの超実践的な最強の資格です。
中小企業診断士の一次試験は、
「経済学・経済政策」
「財務・会計」
「企業経営理論」
「運営管理」
「経営法務」
「経営情報システム」
「中小企業経営・中小企業政策」
社労士の資格も持っておりますが、さらに中小企業診断士の勉強をすることで、「人事制度作成」等、相乗効果が得られること間違いなしだと思います。
人生100年、中小企業診断士の勉強を通じて幅広い領域に触れ、知識の習得を図り、「良い方向へ改革するための考え方が鍛えられる資格」であると思います。自分自身が経営しなくても、立て直しに一躍を担う経営コンサルタントを目指していきたいと思います。
星野佳路社長が実践した「教科書通りの経営」において、教科書に書かれている理論は「経営の定石」である。何も知らないで経営するのと、定石を知って経営するのでは、おのずと正しい判断の確率に差が出ると言っています。まさにその通りだと思います。
下の「中小企業診断士の役割」を見ると、今まで読んできた本が参考になることがわかります。
<ご参考>
「中小企業診断士の役割とは?」
中小企業診断士は、まず企業の成長戦略の策定について専門的知識をもってアドバイスします。また、策定した成長戦略を実行するに当たって具体的な経営計画を立て、その実績やその後の経営環境の変化を踏まえた支援も行います。このため、中小企業診断士は、専門的知識の活用とともに、企業と行政、企業と金融機関等のパイプ役、中小企業への施策の適切な活用支援まで、幅広い活動に対応できるような知識や能力が求められています。」
~一般社団法人 中小企業診断協会 HPより抜粋~